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今日のお客様;おふとんの作り方教えて? [もめんふとんとリフォーム]

引き続きもめん布団の仕立てについてです


江戸庶民の生活を描いた「北斎漫画」の中にも


もめんふとんの打ち直しの様子が出てきますね


長い棒のようなものでおふとんを持ち上げたり叩いたりしています


でも江戸時代、木綿のおふとんはとっても高価なものでした


位の高いお武家様か大商いの商人か・・・


それとも花魁のいる遊郭か!位しか使っていませんでした



遊郭に行くことは庶民が贅沢を味わうことでもあったようです




話が横にそれていますね









では、今度は玉綿を使っておふとんに仕立てる様子です。


選んでいただいた《側生地》をおふとんの形に縫製します。


その側地を広げ、その上に綿を少し大きめに広げていきます。

写真は説明の為に広げている綿をめくっています。











寝心地がよくなるように綿の厚さを考慮しながら重ねていきます

この段階で綿の繊維の方向を縦横交互にすることで綿切れを防ぎます

この写真の場合は《敷ふとん》ですから、特に重ね方が需要です。

中高になるように体圧分散ができるように工夫します。

昔ながらの職人の技を持っているふとん屋さんが作る

もめんふとんはとっても寝心地がいいものです。


下手な職人や素人さんが作ったもめんふとんは寝にくいものです!

ただ綿を並べればいいのではなく、又手抜きによって時間を短縮したりすることなどでは

本当のもめんふとんにはならないからです。


「新しく仕立て直してもらっても、寝心地が悪くて使えなかった」という話も聞きます。


せっかく直していただくのであれば、「いいもの」に直したいですね・・・・・





















こうして中高になってきたら大きく広げた部分をおふとんのかたちに織り込んでいきます

敷ふとんの形になってきました

中高になっているのがお判りいただけると思います。


ここまでの工程でおふとんの良し悪しが決まります。









綿の下になっている側を返して、おふとんの形になっている綿を側の中へ入れます















この返す時にも職人の心使いがお布団になって現れます・・・・

こうして敷布団になりました














この後は口を閉じ、さらに中綿が動かないようにとじ糸で何箇所かを留めていきます。




















出来上がった敷ふとんです。



















ただ今当店では木綿ふとんのリフォームは


キャンペーン特価にて承っています


掛ふとん;150×200センチサイズ;6500円



敷ふとん;100×200センチサイズ;7000円



通常価格の約2割引です




もめん綿は世界的に原料不足で値上がりしています

地球にもやさしいリフォームをおすすめします





是非ご利用をお願いします


























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