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今日のお客様;もめんふとんのリフォーム [もめんふとんとリフォーム]









お盆過ぎから「もめんふとん」のリフォームが急増しています。

今年は例年よりもめん綿の打直し加工がすくないかな?と思っていましたが、

ここにきて問合せや持ち込んでいただく注文数が増えてきました。

掛敷組の加工が7組、敷ふとんの加工が6枚、座布団が5枚、こたつふとんが3枚と

6件のお客さんのご注文の合計です。

ご自分用にお使いになる方もいれば、

お客様用に整えておきたいという方もおられます。


7月に天候が不順になり、盆過ぎに冷え込んだという気象条件もあると思います。

又、お盆にお客さんが来ておふとんの出し入れがありこの際ということかもしれません。

最近では若い方からもめん敷ふとんの注文が甦っています!





先日NHKのラジオ番組で職人へのインタビューがあり

もめんふとんの職人がインタビューを受けていました。

その第一声アナウンサー「まだもめんふとんをお使いの方がいらっしゃるのですか?」


その番組を聞いていた当店看板おばあちゃん!当店の創設者!がっかりした表情!

〈なんて云うことを言うの、まるでもめんふとんがないみたいじゃない!」・・・・・・・・・

大正11年生まれ;今年で満89歳になる〈おばあちゃん〉にとって、

おふとん屋さんの仕事はもめんふとんと共にあったといえます。

時代が変わったとはいえ寂しいと思いますね。やっぱり。



でもそうでもないんですよ。

インタビューを受けた職人の方は、1級より上の技の認定を授けられたとか?

ふとん作りに情熱を注ぎ寝心地の良いもめんふとんを作り続けているとか?

おかげで3年先まで注文が決まっていると喜んでいたそうです。


違う番組で竹を使った「行李」作りを家族で継承している番組がありました。

昔ながらの卓越した技術を用い竹の〈行李〉を作っていました。

多くの方に使っていただきたいとその家族の方たちは話していました。

我々から見ればとっても懐かしいものですが〈使うかどうか〉はやっぱり別ですね。

竹は天然素材で〈エコ〉でもあるし、生活の知恵でもあるはずですが・・・・・



もめんふとんは特殊な民芸品になってしまうのでしょうか?

余りあって邪魔だからリフォームするのか?

それとももめん布団が好きで寝心地がいいからリフォームして使いたいのか?

もう少し動向を見極めたいですね。


天然素材の「もめん」は衣服を初め人間の生活には欠かせないものですよね。

おふとんだけが疎んじられていくのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・



でも、もめん綿の良し悪しやおふとんの作られ方などを知っている方は

確実に少なくなっています。

若い方はほとんど見た事もないでしょう。

もめんふとんが消耗品ではなく、

寝るための道具として復活する日を期待しています。














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