おふとんのここが知りたい？；羽毛リフォームその３；出来上がりまで

羽毛ふとんのリフォーム、他バージョンです。

ご結婚のときのおふとん。

１０年以上前、絹交織の側地、ハンガリーハンドピックの表示

前回の方とほぼ同じ内容。

絹のため、側地が弱くなって羽毛が出始めているので

作り直しをご希望！


羽毛に力があるようでしたので

プレミアムウォッシュをおすすめ！

ドイツの洗浄方式で、羽毛を一粒ずつ取り出して洗います。

羽毛のパワーが新品のように甦ります！



このプレミアム洗浄は東京の業者に頼みます。

先日〈羽毛工房の仲間と視察に行きました。〉

そのときの写真です。

まず、羽毛ふとんから羽毛そのものを取り出します。

取り出した羽毛を隣の洗浄室に送ります。

自然からできる天然のバイオ洗剤を使って、

羽毛にも人間にも優しい洗い方で、羽毛をきれいにします。

汚れはもちろん雑菌やカビなどをきれいに取り除き、

静電気などの発生も抑えてくれますから羽毛のパワーが出ます。

乾燥機に掛けます。

羽毛をいためないように乾燥させます。

同時に痛んだ羽毛やハイバー（千切れた羽毛〉を取り除きます。

こんなにたくさんの痛んだ羽毛が出ます。

独自の回転羽根が羽毛本来のパワーを引き出すように攪拌します。

ドイツならではの技術とのことです！

こうして取り出された羽毛が大きな袋に入って

工場から送られてきます。




店内に届いた羽毛の袋、２枚分の羽毛が入っています。

ものすごいかさ高ですね。

羽毛投入機の上です。

店内に設置している〈羽毛投入機〉です。

プレミアムウォッシュされた羽毛。

きれいで羽毛がよく開いていますね。

パワーが新品のようです。

羽毛だけで届きますので、念のために古い側地と羽毛の内容タックが付いてきます。

前回の通常の丸洗いと比べてみます。

表示は同じ内容でした。いかがでしょうか？

側地の選択は今まで絹をお使いでしたので

それに近いものを！ということで

８０番手、超長綿、綾織、ソフト加工、絹のような柔らかさ、しなやかさです。
キルトは体にピッタリ、ベッド向きの「コンフォートキルト」を採用！

数ある柄の中からお選びいただきました。

羽毛工房の工場で縫い上げた側地にこの羽毛を投入します。

取り出し羽毛は１３００グラムありました。

表示も１３００グラムでした。

損傷分を考えると多少多めに入っていたと思われます。

追加羽毛シベリアホワイトグースダウン93％を１００ｇサービスで加えます。

今回のキルトは襟元、足元が細かい特別バージョン仕立です。

出来上がった羽毛ふとんです。

この写真を撮った時点では投入口の縫製ができていません。

タッグに明細を記入します。

かさ高が一杯の出来上がり羽毛ふとん。

新品の羽毛ふとんと比べても遜色はありません。

まるっきり〈羽毛代〉が掛らないので、買換えの半額以下で出来上がりました。


保証書や側地明細などの書類があります。

お仕立明細書をお作りして後日に備えます。

同様にご主人様の羽毛ふとんもお作りします。

ケースに入れてお届けします。




お届けを待っているリフォームの羽毛ふとんたち！

天気がよくなったら、お届けするからね！

雨の被害が出ています。７月３１日現在

被害に逢われた方には心よりお見舞い申し上げます。

昨日夕方、伊那谷の喬木村にも１時間に９０ミリの雨が降りました。

７時からのＮＨＫニュースで知りました。

今のところ〈被害〉は出ていない模様です。

いつどこに何が起きるかわからない天候ですね。

備えをしなければと思いつつ・・・・・・



我が家は屋根裏のない家のつくりの為、

一粒の雨音からわかります。

最近は雨音がシンフォーニー続き、それもティンパニーの強打入りばかりです。


子守唄とはいきませんなあ・・・・・・・おやすみなんしょ










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